『俳句かるた』
『動物俳句かるた』 書店では販売しておりません (一部の特約店には置いてあります) |
『俳句かるた』には、次の2種があります。
『俳句いろはかるた』 『動物俳句かるた』
「俳句かるた」の考案者と俳句界の第一人者
の手になるかるたです。
「俳句かるた」の特長 「俳句かるた」の誕生秘話 「復刊の経緯」
「俳句かるた」に寄せて
俳句いろはかるた 監修・水原秋桜子 編集著作・俳句かるた編集委員会 |
「いろは」48文字にそれぞれ一句を充ててあります。
「選句一覧」
読み札の裏に、解釈・解説が入っています。
例えば、「菜の花」の句には、次のような解釈が付いています。 うららかな春の日。見渡す限りの野は菜の花が真っ盛りだ。西の空には夕日が沈もうとしている。振り返ると、東の空に大きな月がぽっかりと浮かんでいる。この広々と明るい天地。今夜はよい月夜だろう。 季節−春 季語−菜の花 |
動物俳句かるた 監修・山口誓子 編集著作・俳句かるた編集委員会 |
「あいうえお」46文字にそれぞれ一句を充ててあります。
「選句一覧」
読み札の裏に、解釈・解説が入っています。
例えば、「みの虫」の句には、次のような解釈が付いています。 枝にぶら下がったみの虫に夕日が射している。晩秋の冷気が降り立ち始める中で、じっとしたままのみの虫はいかにも暖かそうだ。夕日が大きく見える。 季節−秋 季語−みの虫 |
○ | 美しい言葉で、リズムがあること。 |
ーーー 情緒が養われる。 | |
○ | 名句集・詞華集であること。 |
−−ー 俳句史に名の残る俳人・作家の句から成っている。 | |
○ | 読み札の裏に解釈・解説がついていること。 |
−−ー 中・高生の俳句学習に役立つ。大人の鑑賞にも堪える。 |
◎ 「俳句かるた」の誕生秘話
(「道場日記抄」Dec.3 '02より)
およそ25年前に、こんな記事が朝日新聞に載った。
教育関係の出版社に勤めていた埼玉県入間市の坂口允史さん(35)が、一組の俳句カルタを作った。正月に子供の遊び相手をしていた時の体験にヒントを得て、友人の大学助教授らの応援で、このほど印刷が終わり、発売されることになった。
この俳句カルタは五十音順で46組。子どもたちになるべく分かりやすく、なじみ深いものをと、種々の動物が登場する。小林一茶、与謝蕪村を中心に、正岡子規、村上鬼城、高野素十らの句まで古今にわたっている。読み札の裏には、子どもに聞かれても答えられるよう簡潔な解釈・説明文をつけている。絵も動物を強調した多少コミカルなものだ。
坂口さんが自分でカルタを作ろうと思ったきっかけは、長女(4歳)、長男(3歳)とカルタ遊びをしようと思って持ってこさせたカルタに失望したことからだ。「スポーツ根性もののカルタでしたが、およそ表現がくだらない。他に市販のカルタを二、三見てみたが、韻を踏んでいたり、いなかったりして不統一が目立つ。しかも、このくだらない文句を子どもたちが多少とも覚えてしまっている」と坂口さん。
どうせ覚えるなら、きれいな表現のものを、と坂口さんは一冊の絵本を作るつもりで手製のカルタを作ってみることにした。子どもに分かりやすく言葉にリズム性のあるもの、という点から小林一茶の俳句を中心に選び、足りない読み札用には自分で俳句をひねり出し46組を手書きで書いた。絵は友人のイラストレーターに頼んだ。それからは三日にあげず子どもたちとカルタ合戦。一月たたないうちに二人の幼児は覚えてしまい、がぜん文字に興味をもち始めた。
この様子を見た坂口さんの友人たちは、自分の家庭用に欲しいと言ってきたが手書きで一組しかない。幼児教育問題を坂口さんと一緒に研究している萩原昌好埼玉大助教授(国文学)や小中高校教諭ら四人と話しているうちに、いっそのこと印刷しようという話になったのが今春。
それなら読み札用の俳句も、坂口さんの作った句は除いて厳選しようと、四人が2か月がかりで選句を終えた。子どもに聞かれても答えられるよう説明文もつけることにし、解釈が間違っていないか、選句が妥当かどうか、萩原さんを通して、松本旭同大教授に目を通してもらい、絵も書き直してもらって、印刷がこのほど終わった。幼児教育にかねてから関心をもっていた坂口さんは、出版社をやめて退職金や貯金を費用にあてるほどの熱中ぶりだ。
坂口さんを応援した萩原さんは「一茶の句を多くしたように、生き物や自然への共感がこもった句が多く、今の子どもたちに欠けているものです。また今様のゲームやプラモデルが子どもたちを取り巻いて、昔の遊戯が忘れられている。カルタ取りは文字遊びとして、正月だけでなく日常的な遊びとして復活できたら」という。
〔1976年(昭和51年)10月14日付「朝日新聞」東京本社版より〕
これが、問い合わせや注文で5本の電話が1週間にわたって1日中鳴りっ放しというほどの反響を呼び、やがて山口誓子、水原秋桜子という高峰を監修に迎えて、「動物俳句かるた」「俳句いろはかるた」へと発展した。
(「道場日記抄」Dec.3 '02)
◎ 「俳句かるた」復刊の経緯
(「道場日記抄」Oct.14 '02より)
道場主はかつて「俳句かるた」を手がけたことがある。4半世紀も前のことで、手作りのものが評判となって
新聞にも取り上げられ、やがて当時の最高峰を監修に迎えて本格的な出版となった。
水原秋桜子監修・俳句文学館編著「俳句いろはかるた」
山口誓子監修・俳句文学館編著「動物俳句かるた」
言うまでもなく、両氏は俳句山脈の芭蕉・蕪村・一茶、子規・虚子に続く第六・第七の高峰である。
在庫が尽きて十数年、毎年今ごろになると復刊の希望が寄せられる。
だが、事業の難しさを思うと気が重い。
それが、ある人の「予約を取って作ってみてはどうか」という助言に、
にわかに「やってみようか」という気持ちになった。
先月下旬、まず編著者に、次いで監修の関係者に相談したところ、
いずれも「やろう!」ということになった。
ホームページに案内ページを設け、予約の受付を始めることに相成った。
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札の大きさ | たて−約9cm よこ−約 6.5cm 厚さ−約 4.8mm | |
箱の大きさ | たて−約 20cm よこ−約8㎝ 高さ−約 2.5cm |
定価 − 2,160円(税込み) |
部 数 | 1〜2 (レターパック郵便) |
3〜9 (レターパック、または宅配便) |
10〜 (宅配便) |
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送 料 | 360円 | 510円(全国一律) | 無料(当方負担) |
○ 下記の注文書をご利用ください。ファクス、電話でもお受けします。
現在は『動物俳句かるた』のみお届けできます。
(「俳句いろはかるた」は追って復刊の予定です。予約をお受けします)。
※ 送信が不調の場合はEメールをご利用ください。
電話、ファクスでもお受けします。下記の「お問い合わせ」番号から、どうぞ。
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○ お問い合わせ
電 話:(042)325−0678
ファクス:(042)325−0987
Eメール: sakubun@dohjoh.com
〒185-0032
東京都国分寺市日吉町4−10−16
作文道場(旧・教育計画)主宰・坂口允史
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◎ 「選句一覧」:ご希望の方はEメールでご連絡ください。
sakubun@dohjoh.com
※ 必ず、お名前、電話番号、メールアドレスをお書きください。
(これらは、俳句かるたに関する連絡以外に使用することはありません)。
添付ファイルでお届けします。
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特約店
下記の書店、記念館に「動物俳句かるた」を置いてあります。
東京都、中央線沿線 … 期間限定(12月〜1月)
西国分寺駅南口 − 隆文堂書店
伊勢市おかげ横丁 ー 山徳記念館 (常置)