作文ワールド


(いろいろな作文)

— その2—
も く じ
    

「その1」がいっぱいになったので、ここに「その2」を設ける。
「その1」はこちら


も く じ
「片づけ」 中1 涼夏さん ギロッ! 中3 花歩さん
「新・寝太郎物語」 中3 沙耶さん 「いちごがり」 小6 蛍さん
「抜歯」 中3 花歩さん 「虫」 中3 沙耶さん
「トランポリン 小6 隼斗くん 「ヒゲせん人」 小4 雄翔くん
「ウサギ島」 小5 斗真くん 10 「デカンショ祭」 小4 令於くん
11 「お年玉」 中1 涼夏さん 12 「庭」 小6 捷士くん
13 14
15 16
17 18
19 20

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Ⅹ(作文のこころ)

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.「片づけ」(中1 小林 涼夏)

短編小説のような作文を紹介しよう。

添削例・諸注意
 5年生の夏休み前の頃、教室で友だちと話しながら、朝の準備をしていた。その友だちは声が大きく、アクションが大きい女の子だ。その子が机の引き出しを開けた。その瞬間、「ギャー、いやっ、ゴキブリだー」とさけんだ。引き出しからゴキブリが飛んで出てきたのだ。その声の大きさに皆びっくりした。となりのクラスの人までが見に来てしまった。皆、その子の引き出しを見て、おどろいていた。「きたな!」と声をもらしている人もいた。口の悪い人は、「このきたなさは、だれもまねできない」と言っていた。その子は、この事件を機に、引き出しをきれいにするようになった。
 その1か月後には、クラスの中で引き出しが一番きれいになっていた。しかし、引き出しの中に入っていたものは、机の横にかけてある手提げの中につめこまれているだけだった。私はそれを知って、中休みにその子と片づけをすることにした。手提げの中がすっかりきれいになり、その子に「助かった」とお礼を言われた。ところが、1週間後には引き出しの中は元にもどっていた。それからは毎日注意して、今ではきれいにたもっている。
 私も家の机の上がすごくきたない。勉強できないほどだ。しかし、私は友だちの出来事があって、自分もがんばろうと思って、机の上を片づけている。今はすごくきれいだ。これからも片づけをし、気持ちよく勉強できるように心がけたい。


横光利一(川端康成と同時代の作家)に「機械」という短編がある。
この作文はどことなく、それに似ている。

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「ギロッ!」 (中3 宮尾 花歩)

花歩さんは瞳が大きい。

添削例・諸注意
 私は学校へ行く時、電車を利用しています。朝の電車にはたくさんの人が乗っています。汗をかきまくっている男性や、ひたすらスマホを使っている女性がいます。そんな中、私はある少女とのことを今でも覚えています。
 その少女は私より1~2歳年上に見えました。パンを食べながらスマホの画面をじぃ~っと見ていました。それを見ていると、私はその子と目が合い、ギロッとにらまれました。その日、私は機嫌が悪く、にらまれた仕返しに私もにらみました。すると、私はその子からにらまれたので、私もまたにらみました。このアホのようなことは、私が電車を降りるまで続きました。降りる時、私はギロッとにらまれました。とてもむかむかしました。けれど、電車から降りたらにらみ返すことができません。その時、私の頭の中にアイディアが思い浮かびました。私は発車寸前の電車の方向をチラッと見て、窓越しにその少女をにらみ返し、それ以上にらまれないよう、すぐに目をそらしました。電車が遠ざかると、気持ちがとてもすっきりしました。
 今考えると、とてもバカなことをしていたと思います。これからは、にらまれてもスルーすることにしようと思いました。


「目は口ほどにものを言い」という言葉がある。
無言の、すさまじいバトルだったことだろう。

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「新・寝太郎物語」(中3 近藤 沙耶)

添削例・諸注意
 私のクラスには、授業中でも休み時間でもずっと寝ている人がいます。
 始業式の後、3年生になって初めての学年集会がありました。私はふだん学年集会ではほとんど寝ているのですが、学年の始めの集会は大事なものらしく、先生が寝ている人がいないか見張っていたので、この時は起きていようと思いました。退屈なので、周りをきょろきょろ見回していたら、クラスの男の子が寝ていて、先生に注意されていました。説教が終わって、反省していると思いきや、その子はまた寝始めました。それに気づいた先生はまた説教しに行きましたが、説教が終わると、また寝てしまいました。起こして、寝てを数回繰り返して、先生があきらめてしまいました。
 私はそれを見て、とても驚きましたが、その男の子に感心しました。私はその子のように、何度注意されてもめげない精神力をつけたいと思いました。「三年寝太郎」という物語があるそうですが、その子は現代の寝太郎といった感じです。


眠くてしかたがない、ということがある。
その子はそんな状態だったのか、それとも、図太い性格なのか、
たぶん、後者なのだろう。

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「いちごがり」(小6 オコナ− 蛍)

いちごがりは、食べるだけが楽しいのではないようだ。

添削例・諸注意
 2月の中ごろ、父と母と弟、それに友達の幸子さん、デイヴさんと、近所のいちご農園へ行きました。友だちとはいちご農園で待ち合わせました。10時ごろに、2人はもう来ていました。
 その日は、雲一つない快晴で、空気はひんやりしていました。係の人が来て、ビニールハウスへ案内してくれました。係の人は、「最近は天気が良いから、いちごもぎょうさん取れまんで」と言いました。「いちごがぎょうさん」と聞いて、とてもうれしくなりました。
 ビニールハウスの中に入ると、1メートルぐらいの高さの台が10列並び、まだ緑のいちごや、真っ赤ないちごがぶら下がっていました。大きいのや小さいのもありました。私たちはさっそくはさみでいちごを取り始めました。食べてみると、今まで食べた中で一番おいしい気がしました。
 大人たちは、いちごを20個くらい食べていました。弟と私は30個くらい食べました。私は、朝ご飯を食べていなかったら、もっとたくさん食べられたのになあと思いました。
 いちごでおなかがいっぱいになったころ、みんなで写真をとりました。幸子さんがとってくれました。係の人が、頭につけるいちごの形のかぶり物を貸してくれました。父が、真っ赤なかわいいいちごのかぶり物をかぶると、まるで父のために作られたように、頭にぴったりとはまったので、とてもおもしろかったです。
 3日ほどして、幸子さんから写真が送られてきました。写真を見ると、私と弟がいちごのかぶり物をしている横で、父だけがトマトのかぶり物をしていることに気がつき、おかしくて、母もいっしょにみんな笑いだしてしまいました。


愉快なお父さんに、愉快なかぶり物があったというわけだね。

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「抜歯」 (中3 宮尾 花歩)


添削例・諸注意
 3月の初めごろ、私は歯を2本抜いた。左右の耳の後ろの歯だ。私はこれまでの人生で、歯についてはいろいろな経験をしてきた。前歯は3本を除いて、全て兄2人のせいでとれた。けんかをしている時にとれたり、蹴られてとれたりした。小さい頃はお互いに暴力が激しかったため、歯が何本も抜けた。今思うと、乳歯が簡単にとれたので、歯医者に行くよりはよかったのではないかと思っている。
 私は歯医者がとても嫌いだ。待合室に「キーン」というドリルの音が聞こえてくると、自分の歯を想像して、冷や汗が出る。先日行った歯医者でも、その音が待合室に聞こえてきた時は体が固まった。名前を呼ばれ、緊張しながら入って、椅子に座った。先生が入ってきて、今日は何を行うのか説明してくれた。けれど、その時はもうドキドキしていて、話が耳に入らなかった。恐怖心でいっぱいの時、視界に恐ろしいものが見えた。麻酔の注射器だ。それを見た時は、恐怖が極まった。「やめて!」と叫びたい気持ちを抑えて、その注射器を凝視した。先生に、痛いか尋ねてみると、「チクッとするだけで痛くない」と言った。けれど、注射針が歯ぐきにささった時、先生の言葉を信じるべきだはなかったと後悔した。チクッではなく、グサッとした痛みだった。まだ乳歯は本残っているが、もう2度と歯医者で抜いてもらいたくはない。
 祖父の話によると、子どもの頃は山奥の村に住んでいて、近くに歯医者がなかったので、子どもたちは歯がぐらぐらしだすと、歯を釣り糸で結んで、糸の片方を手首に巻いて寝たそうだ。すると、朝になったら歯が抜けていたという。痛くもなんともなかったそうだ。今度はこれを試してみようと思う。




◯ すさまじいねぇ。












← 視界に恐ろしいものが入ってきた。

昔の少年の知恵も借りるとよいだろう。

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「虫」(中3 近藤 沙耶)

添削例・諸注意
 私は山に行かない。虫が多いというイメージが強いからだ。小学生の修学旅行で八ヶ岳へ行った時、ハイキングで山に登った。山に登るのは初めてだったので、友だちとずっと楽しみにしていた。
 八ヶ岳に着いた時、最初に目に入ったのは、何もない、きれいな草むらだった。東京にはない景色にテンションが上がって、私は友だちといきなり草むらへ走り出した。すると、草むらにひそんでいた虫たちがびっくりしたように、ぴょんぴょんと飛び跳ねた。私はびっくりして、バスへダッシュして戻った。その時点で私のテンションは、だ・だ・だっと下がった。そんな私に追い打ちをかけてきたのが、次の日のハイキングだった。歩いて行くと、林の中は地獄のようだった。見たこともない虫が木に止まっていたり、飛んでいたり、いたる所に虫がいた。私はこの虫地獄から抜け出そうと、全速力で宿へ戻った。さすがに宿には虫はいないだろうと思って安心していると、部屋の片すみで、どぎつい赤色の虫がこっちを見ていた。私はぞっとした。同時に、この虫地獄から抜け出すことは不可能だと観念した。

 それ以来、私は虫が嫌いになった。しかし、山には行きたいという気持ちはある。頂上からの雄大な景色の写真を見たからだ。そこで、どうしたら虫から逃れられるか、悩んでいると、私はインターネットで素晴らしいものを見つけた。それは、虫を通さないネット状の全身ウェアだ。詳しく調べてみると、それは夏でも使える通気性のよいもので、顔の部分もメッシュになっているので、視界も悪くないようだ。私は「これだ!」と思った。これなら、虫を気にせず山を堪能できるだろう。
 私は虫なんかに負けず、好きなことがしたい。今度はこの全身スーツを購入して山に行き、山の魅力を探したい。










←※ この虫たちはバッタだったのだろうけどね。









←※ これは危険なクモだったかもしれない。

夏休みがチャンスだろうな。

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「トランポリン」(小6 橋本 隼斗)

添削例・諸注意
 クリスマスプレゼントに、ぼくたち兄弟はトランポリンをもらった。このトランポリンは円くて、直径が1メートルぐらいで、周りが緑、中が黒だ。
 このトランポリンは居間に置いた。ぼくはそのそばを通るとき、3回ほど跳んでいく。ひまなときも跳ぶ。考えるときも、だれかを待つときも跳ぶ。跳びながら待つ。上の弟は、ステージの代わりにして、歌いながら跳んでいる。下の弟は、跳ぶほかに、いすにしたり、ベッドにしたりしている。お母さんも跳ぶ。部屋に入ってくると、必ず跳びのって、2,3回跳んで通る。
 トランポリンは家の中の運動にもなるので、最高のプレゼントだ。サンタさんはいいものをくれたものだ。


ああ、楽しい! 楽しい家庭の様子が目に浮かぶ。置き場所がいいのだね.。

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「ヒゲせん人」(小4 鈴木 雄翔)


5月の中ごろ(’18)、道場は「さまぁ~ず」の訪問を受けた。

添削例・諸注意
 ぼくは、作文道場の先生が5月20日にテレビに出ると聞きました。だけど、なんのテレビかわからないので、お父さんに調べてもらうと、「モヤモヤさまぁ~ず」に出ることがわかりました。ぼくは先生がテレビに出るところをはじめて見るので、楽しみでした。
 番組が始まると、いつも通っている作文道場の通りに来て、さまぁ~ずの人が「ピンポ~ン」をおすと、いつもの道場の庭の入口から先生が出てきました。テレビに出るので、かっこいい服を着ていると思っていたら、いつもの服だったので、何となくわらってしまいました。それと、さまぁ~ずの人にヒゲをさわられていたところがおもしろかったです。
 ぼくは「モヤモヤさまぁ~ず」で、道場の先生が出るところをはじめて見たし、「さまあ~ず」の人たちもおもしろかったです。










※ 服は作務衣(さむえ)の上着だったのだね。

「ヒゲせん人」というのはテレビ局の命名で、さまぁ~ずの三村さんが番組の中で
「仙人みたいだ」とつぶやいたことによる。

なお、雄翔くんは「道場日記抄」の「音読」(Jun.7)にも登場している。


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9.「ウサギ島」(小5 西村 斗真)

斗真君たちは四国に行って、始めに瀬戸内海を渡った。

添削例・諸注意
 ぼくは夏休みの旅行で、家族と広島県のウサギ島に行きました。
 船でうさぎ島に行って、船着き場に降りると、たくさんのウサギがいました。野生のウサギだけれど、えさをやると、おとなしく食べてくれました。食べている時は、さわってもおとなしくしていました。島の中を歩いていると、視界に必ず1ぴきはウサギがいました。日なたでは暑いので、ウサギはみんな日かげに入っていました。お昼ごはんを食べている時も、すぐ近くにウサギがいたので、心がなごみました。
 えさを食べてくれるウサギをさがしていると、3回も穴にはまりました。その穴にはウサギのふんがたくさん入っていました。ウサギは穴をほって、そこでふんをすることがわかりました。
 ウサギ島のウサギはとてもかわいいので、えさを持ってまた行きたくなりました。






※ ウサギは1把(わ)、2把、……と、数えるのだそうだ。

愛媛に戻って、「四国味紀行」が始まる。

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10.「デカンショ祭」 (小4 オコナ−令於)

令於くんは「デカンショ節」発祥の地の兵庫県
篠山(ささやま)市に住んでいる。

添削例・諸注意
 8月15、16日、篠山では「デカンショ祭」があります。デカンショ祭は日本遺産です。櫓(やぐら)は篠山城の三の丸跡の広場に立てられます。西側には「夜店街」があり、屋台がならんでいます。ぼくは友だちのれん君と行きました。2日とも行きました。

 1日目は午後3時に行きました。自転車をとめて、櫓のまわりを少しだけ歩いて、夜店街に行き、あとで買うものを決めました。5時になると、ぼんおどりが始まりました。「デカンショ~、デカンショ~ォで、半年くらす、ア、ヨイヨイ、あとの半年ァ、ねてくらす、ア、ヨ~イヨ~イ、デッカンショ」という歌が聞こえてきました。おどりのまわりを歩いていると、6時のなっていました。ジュースとやきそばを買いました。ぼんおどりを見ながら、やきそばを少し食べ、いったん家にもどりました。
 8時前に櫓の前にもどってきて、お城のほうを見ました。すると、ヒュー、バンという音がしました。一発目の花火の打ち上げでした。それが見えなくなると、どんどん花火が打ち上がりました。大きな花火や小さな花火、打ち上がって数秒点めつするもの、色が変わっていくもの、近くの小学校の屋根の上でばくはつするものなど、いろいろな花火がありました。花火は小学校の運動場から打ち上げています。30分ほど花火は続きました。1回目最後の花火が打ち上がって消えると、会場にいた人がほとんど帰り始めました。2回目もありますが、もう遅い時間だったので、家で見ることにしました。帰り道は花火くさかったです。耳のおくで花火の音がまだひびいていました。

 2日目は1時にデカンショ祭の会場に行きました。会場では、祭に初めて来た人のために、おどり方の説明をしていました。「ひと~つ、ふた~つ、みっつ、よっつ、1・2・3であげて、ちょん、ちょん、ちょん」と、デカンショ節に合わせて、歌うように説明していました。ぼくたちは5時まで夜店街を歩き回っていました。
 5時に会場にもどろうとしたとき、会場からデカンショの歌と音楽が聞こえてきました。ぼくはれん君と急いで会場にかけつけました。その時は、篠山の小学校の子供たちがみんなでおどる「デカンショ競演会」が始まる時間だったからです。ぼくとれん君は不参加だったけど、ぼくたちの小学校は準優勝しました。雨が強まってきたので、いったん家に帰りました。
 花火が始まる1時間ぐらい前に雨が止んだので、会場へ行きました。花火は昨日より数も種類も増えて、空がにぎやかできれいでした。




















◎ 花火の種類がいろいろ書いてあるので、とても楽しい。









◎ 鼻も耳もよく働いているね。

人出も多く、すごく楽しい祭だったようだね。

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11『お年玉』(中1 小林 涼夏)

お年玉は、どのようにしてやってくるのだろう。

添削例・諸注意
 私は今年、いつもよりたくさんたくさんお年玉をもらった。それは、今年の元日にたくさんのお客さんが家に来たからだ。おばあちゃんの兄弟は2人も来た。その2人はこれまでも、会えばたくさんほめてくれるし、おもちゃも買ってくれた。だから、おねだりをして、おばあちゃんたちを困らせることがあった。今はもうおねだりをしていない。だからか、反対にたくさんお年玉をくれる。
 2年生の時、初めてお金の価値を知った。お金があれば、ほしいものが買えるということが分かったのだ。だから、お金がほしくてほしくてたまらなかった。家族だけでなく、親せきの人にも電話をし、おねだりした。何てずうずうしい子なんだろうと思ったことだろう。その後、その人たちに会うと、今でも謝っている。
 3年生では、おねだりすることが悪いことだと知り、誰にもねだらず、くれても「だいじょうぶです」と答えていた。そしたら、みんな「えらい!」と言い、かえってたくさんくれた。このことから、お年玉は、おねだりせず、「いりません」というと、たくさんくれるということを知った。
 4年生からは、それが効かなくなってしまった。「いりません」と言うと、くれなくなってしまったのだ。残念な気がしたが、それが当たり前なのだろうなと思った。5年生の時も同じ調子だったが、6年生になって、少しよくなった。受験があったからだ。お祝いとお年玉がいっしょだった。
 来年はたくさんもらえないかもしれないけど、その時はその次の年を信じていきたいと思う。


じっと待っているのが、いちばんよさそうだね、お利口にして、……。

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12.『庭』(小6 マトゥザック 捷士)

「捷士」は「ジョージ」くんという。今は中学生になっている

添削例・諸注意
 2月の終わりごろ、ぼくたち家族は庭に石をしいて、石庭みたいにしました。
 最初に、庭に草が生えてこないように、庭全体に防水シートをしきました。次に、近くのホームセンターに行って、砂利を110袋買いました。ぼくたちはそれを30袋ずつ車に積んで運びました。4往復で運び終わりました。お昼ごはんを食べた後、砂利を袋から出して、防水シートの上に広げました。そのあと、あらかじめ買っておいた飛び石を置きました。
 この庭のいいところは、雑草が生えてこないということです。前の家では、年に2回家族で草むしりをしていましたが、この家ではそんなことをしなくてすみます。この家の悪いところは、上ばきで歩くと、砂利がくつにはさまってしまうことです。前の家では庭が土だったので、くつに石がはさまらなかったのですが、今度はくつの底から石をはずすのに苦労します。
 それはともかく、父はこの庭を眺めていると、心が落ち着くと言います。そこで、ぼくが庭を眺めていると、母に「そんなことをしていないで、勉強しなさい」と言われます。
※ ここに言う「石庭」は、京都の龍安寺の石庭をイメージしている。

←○ 相当広い庭なのだね。

せっかくの瞑想を破られたわけか。
よくあることだ、どの家庭でも。

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13.『』

準備中


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