水玉

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2〜13

2.勇樹くんの作文みるみる上達記
3.Yahoo に載る!
4.『愛寿氏の世界全国境突入記』
5.「作文試験 『必勝のパターン』」発売!
.『大学入試の小論文/必勝のパターン』
7.英国だより(洋平君の作文奮闘記)
8.出講!
9.「早稲田の杜へ」
10.『日本全国 幻の逸品』
11.『コンピュータ英語』教本
12.「内定者講座」
13.「添削マガジン『光る文章』講座」

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13.添削マガジン『光る文章』講座

 道場では、メールマガジンを発行することになった。その次第は、……
 昨秋「道場日記抄」にも書いたことだが、答案のコピーが3000枚にもなった。中には優れた答案も多い。そのうちのいくつかは著書に登場してもらった。しかし、世に紹介したいものがまだまだたくさんそのままになっている。何より、練習を重ねて書けるようになったものや、「ちょっと表現を変えただけで自分が生き返ったみたい」という声の寄せられる答案もある。これをホームページで順に紹介していこう。それも、どういう練習をしたか、その過程こそが皆の参考になるのではないか、それを掲載してみようと考え、乱雑にしまい込まれたコピーの整理にかかった。
 「答案百花」というタイトルが決まり、〈就職編〉と〈入試編〉の扉もできた。小学生の作文は「作文ワールド・パートⅡ」を設けて既に連載を始めている。〈就職編〉のほうは公務員試験の地方上級・国家Ⅱ種の福祉職の受験生のものから始めた。答案をサイトに転記するのは一仕事であるに加え、答案作りにはともに苦闘したことも思い出される。これは、もっと多くの人に読まれてもいいな。当ホームページは1日平均100人の訪問者を得るようになったとはいえ、少ないといえば、まだ少ない。そう思ったときに思い浮かんだのが、メールマガジンである。その刺激となったのは「実践!作文研究」であり、直接のきっかけはそのメーリング・リストの会に加わったことだった。
 サイトの原稿を作るついでに、これを転用すればよい。逆に、メルマガに掲載したものをサイトに収載してもよいのだ。一週に一つを作るつもりであったから、週刊で出せるだろう。そうと決めて、先週「まぐまぐ」に登録申請をした。3月から始められればよい、というつもりであったが、登録受付の返信を見ると「3日後に審査をするから、それまでにサンプルを掲載しておけ」とある。多少泡を食ってサンプル作りにかかったが、ウェブページでは体裁がゆがんで見える。慌てて「作文研究」の松田編集長に教えを乞うた。一言で、魔術にかかったように、ページ全体がシャンとした。
 今日8日未明に「まぐまぐ」より承認のメールが入った。かくなる上は、来週14日(木)に創刊となる。発行の概要とサンプルはこちらで。
 

 (Feb.8 '02)


12.「内定者講座

 大学に出講していると、いろいろな場面に出くわす。
 明星大学では、丘の上のキャンパスからの眺めが素晴らしい。一山がキャンパスになっている。モノレールの駅を降りると、丘の上までは100メートルはあるだろうか、時計台が日に輝いている、あそこまで登るのはしんどいだろうな、と一瞬思う。歩き出せば、しかし、段々の左にエスカレーターがついている。その上には屋根もある。雨が降っても傘は要らない。
 冬には晴天の彼方に大きな富士山が見える。それもよいが、新学期のころがまたよい。桜が葉桜に変わると、キャンパスが新緑に包まれていく。「職員にとっても、いい職場ですよ」(就職課:吉田課長)
 都心のビルの中の大学に比べれば、ここはやはり別天地である。空気がさわやかなのだ。

 嘉悦大学にも、駅から専用道路がついている。こちらは「小金井カントリー倶楽部」を前庭にして、木立に囲まれている。桜が美しい。満開のころには近隣の人も加わって、全学「花の宴」となる。
 それはともかく、この大学にはユニークな講座がある。題して「内定者講座」という。周知のとおり、現在は就職試験が卒業の1年余り前から始まり、たいていの学生には春から初夏の間に内定が出される。このため、多くの学生には「たるみ」が出てしまいかねない。そこで、嘉悦大ではこの講座を7月から半年間に渡って実施している。
 以下、『リクルート「キャリアガイダンス」』より;

 (この講座の)中身は職場のマナー、会社や仕事に対する基本姿勢などのほか、講演やビジネス検定などだ。「商品にたとえれば、”予約商品”の鮮度を維持・向上し、”品質保証”をするということです。おかげさまで内定企業の評価も高く、両者の信頼関係も深まっています」(青野センター長)

 明星大学 − http://www.meisei-u.ac.jp/
 嘉悦大学 − http://www.kaetsu.ac.jp/
 

(Jan.31 '02)

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11教本:『基礎からわかるコンピュータ英語

 コンピュータも、インターネットも、英語で動いている。だが、その英語は略号が多いので、まともに理解しようとすると難しい。それでもEメールのやり取りができたり、ホームページが作れたりするのは、ちょうど、車はどうやって動くのかは知らないが、運転はできるというようなものである。それをもどかしく思っている人がいるかもしれない。そんな人には格好の本が現れた。
 題して『基礎からわかる「コンピュータ英語」』という。著者は東京郊外の専門学校で英語を教えている。相当のアイディアマンである。分かりやすい上に、巻末の付録がおもしろい。知的好奇心をくすぐられる。「メガとかギガ、ナノとかはどのくらいの数なのか」、また、「正三角形というのは英語で何と言うのか」などいう疑問に答えてくれる。さっそく、周りの人に吹聴したくなる。こちらへ。

 著者は中澤元喜さんという。「げんき」先生と呼んでおこう。「英和対訳パルノート」の考案者でもある。このノートは、当道場では生徒諸君におなじみのものだが、見開きの左ページに英文を写し、右ページにその訳を書くようになっている。その効用については場を改めるとして、………。
 新著も、案にたがわず、「見開き対訳方式」となっている。テキストとしては使いやすかろう。


10『日本全国 幻の逸品』

 特異な本が刊行された。奇特の書と言うほうがいいかもしれない。『日本全国 幻の逸品』という。全国の隠れた名産が100ほど採り上げられている。著者は一つ一つを自ら訪ね当て味見をしている。全行程は30000kmにも及ぶという。よくもここまでと思う。類書が出来合いの記事の寄せ集めであるのに較べると、この著書自体が逸品と言える。
 著者は独活章(うどあきら)さんという。既に「道場日記抄」に書き記したことだが、独活さんは東京都の西端の檜原村に住んでいる。ルポライターとして活躍する一方で、有機栽培に興味をもってそこに居を移した。過疎化が進行する村に住んでいるためか、村興しの問題に関心が高い。本書はその現れの一端である。全編が地域活性化の思いで貫かれ、一つ一つの品に限りない愛情が注がれている。
 本書は単なる名産品の紹介の書ではない。独活さんの関心は村興しにある。そして、その関心は、ここ四、五年来の政治情勢からして、必然的に地方分権の問題につながる。聞くところによれば、独活さんは「地方分権推進委員会」委員長・諸井虔氏とも交友があるようだ。一昨年来、旧交を温めているようでもある。
 話が大きく広がっていくが、当道場の関心も一つは地方自治・ Community にある。奇特の書が刊行されたのを機に、当ホームページでは『Community / 21世紀の天と地と海と』を設けることにした。こちらへ。

(Jun. 1 '01)

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「早稲田の杜へ」ミキちゃんかがやく!

 入学式のシーズンがやってきた。桜の花はそれまでもつだろうか。もつことを祈る。
 去年の暮れ、はつらつとした答案が届いた。静岡のミキ子さんからだ。さっそくにも「Gallery・作品展示場」に収めたいと思うほどのものである。
 これなら楽々合格するだろうと思っていたところ、二つ目の答案で、事態は深刻になった。理屈に陥っている。さあ、大変! 論理についての格闘が始まった。三つ目の答案でも直らない。ひらめきには素晴らしいものがあるのだが、余計な理屈が入り込んでしまう。再び輝いてきたのは、受験のために東京へ発つという前日だった。
 一連の経過はドラマであった。こちらへ。

(Apr.3 '01)


出張講座

 道場の中で生徒諸君一人一人と対面で話すのも、顔の見えない諸君とファクスや郵便でやり取りするのも、それぞれに楽しいが、200人・300人の学生諸君と答案を仲立ちに意見交換するのも張り合いのあるものである。
 このところ、2月・3月は出講のシーズンとなっている。 東風(こち)吹かば 赤ペンを手に キャンパスへ。
 プログラムや答案、交流の模様は、こちらへ。

(Mar.21 '01)


英国だより

 「今日は庭一面に雪が積もりました。」
 
 既に「道場日記抄」で紹介済みだが、去年の暮れ近くにこんなたよりがファクスに添えられていた。イギリスの洋平君からである。彼は中学3年生で、もうすぐ日本に帰って高校を受験する。試験には作文が課される。というわけで、去年の10月から当道場の受講生となった。
 作品の出来栄えにはユニークなものがある。経験がそのまま読ませる内容になっている。

 開設1年余りの当ホームページにとっては、海外の受講生第1号は、それだけでもトピックなのだが、洋平君の作品には比較文化論になっている面もある。作文での奮闘ぶりと併せて、一連の作品を紹介したい。こちらへ。

( Jan.31 '01)

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6.『大学入試小論文必勝のパターン

とりあえず「必勝のパターン」のポイントを掲載します。

こちら

原型をつかんでください。

書き方の具体例は、上記の「早稲田の杜へ」も参照してください。

文章の要約対策は
こちら

課題作文については
こちら


5.「作文試験 『必勝のパターン』」発売へ!

 『作文試験「必勝のパターン」』が発売の運びになった。当道場主の2冊目の著書である。どの程度の話題になるかは先への期待だが、多分、大きなトピックになるであろう、と思う。
 本書の特徴は、「答案百花」という章を例文集の他に設けて、例文をたくさん入れたことである。全国各地からの答案は、名所案内・お国自慢のようであり、短編集のようでもある。
 概容については「もくじ」をもって紹介に代えたい。 こちらへ。
                                               (Oct.27 '00)


4.愛寿氏の世界国境突入記

 世界には今いくつの国があるのだろうか。国連加盟国は1999年現在で188か国であるから(『イミダス』2000年版)、スイスなどを加えるとそれより多くなる。ただ、「国」となると、国連が国と認めていない地域や、他国の承認を得ていない紛争地域があるため、数を簡
単には確定しがたい。そこで、一応の目安として、独立行政を営んでいる地域を「国に相当する」と見ると、国の数は現在192に上ると考えられる。
 その192の国の全てに足跡を記した人がいる。それも、日本の、東京の西郊、あきる野市の五日市にいるのである。既に、このホームページでは「道場日記抄」で簡単に触れているが、その人は名を土屋愛寿(あいじゅ)さんという。今年66歳になる。静岡県の御殿場
の生まれで、元は中学の理科の先生である。10年前の’90年8月に一度、「世界の全独立国訪問を達成」している。当時は173か国であった。その模様は第一弾の『愛寿先生の地球ひとりある記』にまとめられている(けやき出版刊)。ところが、その本が出るころにソ連の崩壊で15もの国がいっぺんに誕生してしまった。そこで、先生は定年まで2年を残して退職し、’92年4月に中央アジアの新生の国々へと旅立った。政情不安の中で、最後にはピストルの音にも見舞われて、二度目の全独立国の訪問を達成した。その後、北極点や南極点にも飛ぶなど、愛寿先生は世界の秘境めぐりを続けている。
 その旅行記の第二弾がこのほど出版された。題して、『愛寿氏の世界全国境突入記』という(揺籃社刊)。”ギネス級”の記録なのが、内容は単なる記録にとどまらない。話はそれ自体がロマンにあふれているのに加え、紛争地域にも分け入るのであるからスリルにも満ちている。お金を贅沢に使える旅ではないので、いわば底辺をたどることになる。そのため、それが却って行く先々の実態を伝えるルポともなっている。と、ここで中身を話そうとしても話し切れるものではないので、せめて目次によって内容を紹介したい。 こちらへ

 なお、ギネスの記録について、『ギネスブック’99』(日本語版、きこ書房刊)に次の記事がある。(2000年版にはこの種の記事は見当たらない)。
 ■ 最も多くの国や地域に旅行した人
    米国インディアナ州エヴァンスヴィルのジョン・D.クロウズさんで、1998年の初めの
   時点で、世界中に存在するすべての独立国を訪れており、そのほかの非独立国や属
   領地域にも、3つを除いてすべて訪れている。最も最近旅行したのは1997年で、行
   き先は南沙諸島だった。
 クロウズさんが訪れた国や地域の数は分からないが、これに比べると、達成年度は愛寿先生のほうが早い。ところが、ご本人は至って恬淡としていて、まだギネス社に通知もしていないという。惜しいことなので申請をけしかけていることころである。
                                             (Jun.12 '00)
 


3.Yahoo に載る!

 5月22日(月)の昼ごろ、次のメールが入った。

こんにちは、Yahoo! JAPANです!

ご推薦いただいたページ
< URL:http://www.dohjoh.com/ >
をYahoo! JAPANに掲載させていただきました。

36時間以内に行われるデータベースの更新で掲載が開始される予定ですので、
「新着情報」またはURLによるキーワード検索でご確認ください。

Yahoo! JAPANサーファーチームより

 飛び込んできた感じであった。トピックスの中のトピックといえる。
インターネットの世界では周知のように、Yahoo! JAPANでホームページが紹介されるのは一般にはなかなか難しい。
検索機関として業界の最大手であるため、登録申請、掲載の申し込みが多いのに加え、
「実際に見たうえで……掲載処理を行って」いるほどに、審査が厳しいからだ。

当サイトも3度目か4度目の挑戦であった。
それだけに、存在が認知されたようで、感慨にも一入のものがある。
Web上に市民権を得たようなものであるから、それを記念してここにこの一文を記しておくこととした。
                                              (May 28. '00)
 


2.勇樹くんの作文みるみる上達記

 去年の10月のはじめ頃、作文講座をホームページで公開したとき、神奈川県のあるお父さんから中1の息子さんのことで電話が入った。勇樹くんは寡黙で親との会話もあまりなく、感情表現に乏しい。作文の宿題があっても、書くことがないと言って数行しか書かない。ついては、何かよい方法はないか、というものであった。
 「書けない」というのはよくあるケースである。そのような場合、道場では通常、「きのうあったこと」という題で書いてもらう。これなら、書けないということはない。朝起きてから寝るまでのことを順に書いてくれればよいのだ。
 届いた答案は、まさに簡単なメモであった。ここで一計を案じる。途中、道場の生徒諸君にも手伝ってもらって2か月、600字の堂々たる作文が書けるようになった。異例の速さである。やり取りをしている過程では、山村留学という貴重な体験をしていることも分かった。これからそれを『山村留学記』としてまとめにかかるところでもある。
 勇樹くんはどのようにして作文が書けるようになったか、それをドキュメンタリーの形で記録しておこうと思う。作文指導の上でも有益なものと思われる。(Apr.30 '00)
                     「作文上達記」はこちらへ

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夕日